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プロジェクト
- 「次世代計算基盤に係る調査研究」、文部科学省、2022年7月 ~ 2025年3月、研究分担者(南里)
次世代計算基盤には、SDGs・Society 5.0の実現に向けた課題解決のためのプラットフォームとしての役割が求められる。そこで、今後の科学に「研究DX」をもたらす高度なデジタルツイン実現の基盤として、広範な計算手法・シミュレーション技法や大規模データを駆使しつつ、それらが密に連携しながら全体のワークフロー実行が可能な汎用性の高い計算基盤の実現を目指し、あるべきアーキテクチャやシステムソフトウェア・ライブラリ技術について、アプリケーションとのコデザインを通じた調査研究を行う。
特に本研究室では通信ライブラリ技術に関する調査研究を担当し、次世代計算基盤で想定されるプロセッサやネットワーク技術、およびそれらを利用するアプリケーションの特性から、必要とされる通信ライブラリの実装技術を調査する。
- 「NVDIMM上の時系列バッファ実装による効率的な非同期連成計算の実現」、科研費基盤 (C)、2022年4月~2025年3月、研究代表(南里)
複数の事象が関係する問題を計算により解決する手段として、それぞれの事象の解決プログラムを接続する連成計算が注目されている。連成計算における課題の一つに、それぞれのプログラムの進行速度の違いによる同期待ちが有る。本研究は、安価で大容量の不揮発性メモリNVDIMM上に時系列でデータを格納するバッファを実装し、これにより、同期待ちの少ない非同期連成計算の実現を目指す。本研究は、計算機の基盤ソフトウェア技術を専門とする研究者と、様々なシミュレーションプログラムを開発する研究者によるチームで取り組むことで、実用性の高い技術の開発を図る。
- 「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発」、NEDO、2020年4月~2027年3月、受託研究(南里)
超スマート社会の実現のため、先進的なモビリティサービスやスマートファクトリ、金融、創薬など多様な産業分野におけるディジタライゼーションの進展と、これに伴う高性能次世代コンピューティングに対する社会的要請が急激に高まっている。本プロジェクトにおいては、3つのNEDO プロジェクト「超伝導パラメトロン素子を用いた量子アニーリング技術の研究開発」(2018年度〜)、「イジングマシン共通ソフトウェア基盤の研究開発」(2018年度〜)、「超伝導体・半導体技術を融合した集積量子計算システムの開発」(2020年度〜)を2021年4月に統合し、フルスタック型の統合型研究開発を産学官連携に基づいて実施する。
本研究室では、量子コンピュータと古典コンピュータによるハイブリッド環境を対象としたワークフロー管理のためのフレームワーク開発に取り組む。